top of page
執筆者の写真進藤冬華

「さっぽろアートステージ2024(美術部門)キッズアートフェス」参加されるみなさん(付き添いの方)へ


こんにちは、美術家の進藤冬華と申します。


この度は、私が担当するキッズアートフェスのイベント「自然に風景が生まれる」(募集チラシ)への申し込みどうもありがとうございます。今から開催を楽しみにしています。

参加していただくみなさんと付き添いの方へ、活動内容を少し詳しく説明したいと思ってこの文章を書いています。


会場のイメージ図



「自然に風景が生まれる」は美術展とキッズイベントが合わさった機会だと私は思っています。イベントでは私が担当する会場を広場のように開放してみます。みなさんは時間の中で好きなように過ごすことができます。何かを作ったり、ゲームを編み出したり、何もせずゆっくりするだけでももちろん良いです。このイベントの時間は、子どもだけが入場可能です(付き添いの方の見学スペースもあります)。


会場には工作材料、テーブルやクッション、本、ママごと道具など用意しています(活動の可能性を広げるためにハサミやダンボールカッターを使えるようにすることを現在検討中です)。動きやすく、汚れてもよい服装で参加することをおすすめします。またイベントの時間は90分ですが途中でやめて退出しても大丈夫です。


会場には私を含めた大人がいます。大人は何かを禁止したり、指示したり、遊びを決めることはほぼありません。また、みなさんに危険がないように準備しますが、全てリスクが取り除かれているわけではありません。この機会では、みなさんが自分で決めて活動してほしいと思っています。でももし何か助けが必要なとき、疑問があるとき、危険に気づいたときは気軽に私たちに声をかけてください。


今回、皆さんが活動することで、何か造形物ができたり、描かれたりするのではないかと予想しています。私からのお願いとして、皆さんが作ったものは、会場に飾ったり、また次に来る参加者が使うために会場に残しておいてほしいのです。私は参加する全員で、この場所とできた物を共有することで、場所全体が美術作品として育っていくようなイメージを持っています。


また私は作品の一部として、会場の変化していく様子を写真やテキスト、落書きなどによって記録していきます(記録は個人が特定できないように注意します)。また、活動の中でできた物も記録の一部として保存することがあります。こうした活動の記録はその後、私が関わる活動の中で、今回に限らず展示されたり、活動の記録資料として公開される可能性があります。当日記録とその公開について許諾の確認をいたします。


この活動は、参加するみなさん(子どもたち)が主体的に活動することで、展示会場で起こること、そして会場の様子が変化していくことが作品(重要なこと)だと考えています。なぜなら、私はこれまで、子どもが関わるプロジェクトの中で、状況や環境にフレキシブルに反応する子どもたちの姿に元気づけられたからです。こうした姿から、未来に対する不安や、昨今の生きづらさを感じる状況も、人間はなんとかこの先乗り切っていくかもしれないと希望を感じてきました。こうした、子供たちの姿や行為、活動はその時々一瞬のことですが、私がそれを捉え、伝えていくことは美術を通じてできることなのではないかと思っています。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

それでは、当日お会いできることを楽しみにしています。


進藤冬華



こうした、場所を開放する試みの例として、小学校でのアーティスト・イン・スクールでの活動あります。また今回キッズアートフェスティバルに参加するにあたり、札幌市内や東京のプレーパークの見学や資料を参考にしながら準備を進めています。


上参考写真:

アーティスト・イン・スクールの活動の様子 → 活動紹介 ブログ (プログラムを運営する一般社団法人AISプランニングのサイト)



ความคิดเห็น


ปิดการแสดงความคิดเห็น
bottom of page